美容室と理容室って、いったい何が違うの?
皆さんがご利用されているのは【美容室】?それとも【理容室】?
それって何か大きな違いや、特別何で分けているのか?!皆さんはご存じですか?
「女性は美容室なのか?男性は理容室なのか?」「若い人は美容室?年配の人は理容室?」「ヒゲ剃りができるかできないか?」など、色々と思いついた事があると思います。しかしながら、美容室でも今は【メンズ専門美容室】や、理容室も昔、みたいに床屋のイメージを無くし、おしゃれなBarber(バーバー)さんも出てきています。でしたら、いまいち判断がわからなくなりますよね!!では一体何が違うのか、やっていきましょう(^o^)
★美容師と理容師では、国家試験が違う
美容師さんと理容師さんは、もちろんそれぞれの「国家資格」を持っています。保健所に「美容室」として登録されたお店=美容師さん、「理容室」として登録されたお店=理容師さんしか働けません。全国の試験合格比率も約65%~70%程度と言われています。それぞれ専門の学校に通いサロン研修をし、初めて、試験に受けれる資格を得れます。(今は2~4年程学校に通えば資格が受けれます)
★美容室と理容室の違い
法改正によって、「男女共に、美容室と理容室の好きなお店を利用してよい」となりました。しかし美容室と理容室ではサービスを提供する側の免許に違いがあるため、理容室の代名詞的な「顔(ヒゲ)剃り」は美容師免許ではできません。そのため、現在段階は、美容室と理容室の違いは【顔(ヒゲ)剃り】ができるか、出来ないかの違いです!なのでカミソリは美容室は禁止されているため、【顔そり】ができません。カットに関しても、フェイドカットや、ライン入れや、直刃をしようする技術は【理容室】の技術になります。
★美容室は女性が行く所、理容室は男性が行く所?
皆さんもなんとなく、「美容室は女性が髪を綺麗にするところ、理容室は男性が散髪をするところ」というイメージが強いですよね。でも、男性の中には普段から美容室を利用している方も近年増えていると思います。女性の方も美容室で隣の席が男性だったなんて事も多いかと思います。前述したとおり、メンズ専門の美容室もあるほどです。ではどうしてこのようなイメージがついてしまったのでしょうか?
★昔は、男性は美容室での「カットのみ」は禁止だった?!
1978年に「男性は美容室でカットだけを行うことは禁止」という法律が施行されていました。これはビックリですよね! 男性が美容室でカットだけをすることは違法でした!
「カットだけってどういうこと?」と思いますよね。かつて定められていた美容師法・理容師法にはこのような記載がありました。
美容師法「美容室は女性がパーマなどをするところ」
理容師法「理容室は男性がカリアゲや顔剃りをするところ」
つまり、男性が美容室に行った場合、カットだけはなくパーマもしなくてはいけなかったのです(女性はカットだけでもOKでした)。さらに男性は「理容室でもパーマはダメ」という少々極端な解釈にもなり……男性にとってはかなり理不尽な感じにもなりますね。じゃあアイパーは??とも思いますが・・それは、また次の機会に。。。 )笑
しかしここで救世主?が登場です!!(^^)/
当時の安倍首相が美容室でカットをしていたこともあったおかげなのか、2015年に厚生労働省がルールを改正。男女関係なく美容室・理容室をどちらでも利用してOK、となりました。それでなんと男性が法的に美容室でカットのみOKになったのは、実はものすごく最近のことなのです。
これでは「女性は美容室、男性は理容室」とイメージがついてしまうのも必然ですね
どうでしたか?意外とビックリの内容ですよね!もし、どちらか迷っている方もどちらでOKと思えば、全然恥ずかし事なんてありません!!むしろ、美容師さんも理容師さんも喜んで施術は行ってくれると思います!
ただ、美容師さんが得意な技術、理容師さんが得意な技術があるのでそこはお店に問い合わせて聞いてみるのも1つの方法かもしれません。
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